良い音楽指導者の選び方10カ条

どんな師匠、教師がよいか、との質問でそのチェックポイントを上げて見ましょう。

1:理路整然、頭脳明晰に話しをする人(例証を上げられる人、口が悪いのは関係なし。しかし、ちゃんとした指導者は、論理的に話すので口は悪くない!?)


2:ディキシー、ビバップ、モダン、ファンキー、モード、フュージョン、ロック、ブルース、ボサノバ、エスニック、邦楽、童謡、民謡、クラシック、現代音楽、フリーからインプロヴィゼイション等、様々なジャンルのエッセンスを解説できる人、また自分自身はすべてやらなくとも分け隔てなく聴ける人が理想的。

他のジャンルを否定し、特定のジャンルのみを絶対視する指導者もいるので注意。

「ジャズギターにエフェクターを使用するのは邪道!」などを説く、古典ジャズ以外認めない古臭~い指導者もいるので注意。

生徒自身も古臭~くなってしまいます。


(たった一時代の一つの音楽スタイルしか教えないのはおかしい。この教師からはさらに狭い音楽性を持つ生徒が大量に生産される事だろう。しかし、流行音楽の紹介ではない。「普遍」のスタイルを持った音楽の紹介の事である。)

3:ドラッグ関係でない人、または、すすめない人。(漢方薬等とは区別)


4:特定の宗教勧誘をしない人(宗教にくわしい事とは別、念のため。ヨガ教室に行ったらいつのまにか新興宗教に入会していた、という時代があった。これが近年の宗教勧誘の手口である)


5:できない事はちゃんとできない、と言う人、又は、知らない事は知らないと言ってくれる人(知っている事に関しては教師である、という立場である。それよりも知らない事に興味を示す好奇心の人がよい)


6:プロ演奏家としてのバンド遍歴も豊富な人、優秀なサイドメンとなれる人(リーダーは、「狂気の人」なら誰でも客を呼べる。これは音楽「鑑賞」ではない。「見物」である。

(2019年12月のクリスマス・コンサートで、奇声を上げながら、ピアノを弾く50代のピアニストを起用してしまい大失敗!観客は、音楽を聴く、というよりも、奇声を発しながらピアノを弾く”生物”の”見物”に終始、徹していました。こうした人は、他人に使われる、サイドマン業は不可能。自分がリーダーでメンバーを集めてやるしかありません。優秀なサイドマンは、優秀な教師にもなるでしょう。リーダー歴ばかりのプロフィールに注意して下さい!)


7:音楽を愛している人(様々な音楽を否定する人、ではない。それ以上に様々な素晴らしい音楽を紹介してくれる人)

これは、2と被ります。2は、ジャズの中でも様々な分野がある、という事ですが、これは、音楽的な趣味の世界です。

楽器演奏ばかりでなく、様々なジャンルでの歌手にも通じている、というような人です。

個人的には、ロックが苦手な、ジャズ愛好家やクラシック愛好家は、苦手です。


8:一緒にいて、少しでも早くこの人から逃げ出したい、と思うほどの気持ち悪くない人


9:同業のプロ演奏家が「上手い」と認めている人。

*一番確かな情報である。プロであっても「あいつは下手くそだぞ!」と言われている者がいるので注意。プロにもピンからキリまでいる。ただし、同業者同士は、嫉妬から誹謗中傷もデマもあるので注意!できれば、発表会などで生徒の雰囲気を見ることができると良いでしょう。ヒットラーと信者の関係でないかがチェックできます。

10 :ジャズやロック演奏の場合、演奏動画のチャンネルを持っている指導者、ということになるでしょう。

現代では、演奏しているYouTubeチャンネルを提示するのは、プロの演奏者としては常識ではあり、指導者としても義務です。

SNS以前の社会では、”体験入学”という形で教室をチェックするしかできませんでしたが、指導者がCD、YouTubeチャンネル、ホームページなどを持っていれば、それを参考にすればいいので、以前のように体験入学も電話問い合わせも必要ないでしょう。

ホームページはあるが、指導者の演奏動画を一切出さないというものもありますが、個人名をアピールする指導者なら、現在のようなSNS時代には、様々な曲を演奏している動画を載せるべきでしょう。

*「ジャズミュージシャン」を名乗るならスタンダード・ジャズを演奏している動画が必須です

かつて、「ジャズミュージシャン」を名乗る人のホームページを見たら、ファンクバンドでのワンコード(コードが1個、俗に、”一発モノ”)でアドリブしている動画を見たことがあります。

しかし、スタンダード・ジャズの曲のアドリブ演奏を教えるなら、まず、講師自身が自身の演奏動画を提示するのは、SNS時代には必須でしょう。

ロックでも同様ですが。

また、ミュージシャンとしても、その方がアピールできるはずです。

しかし、これは、個人名をアピールするミュージシャンの場合です。

フランチャイズ式音楽教室のパートタイム指導者は無名希望の一般人講師なので、この対象ではありません。

こうしたチェックができる指導者の教室への連絡は、即入会申し込みメール、電話となるはずです。

体験入学も無用なはずです。

しかし、前述のフランチャイズ式の音楽教室は、講師の人となりがわかりませんから体験入学は必要でしょう。

以上、有名、無名問わず最低の条件10カ条

2020 10/27

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