世界のミュージシャンを目指す若い人たちのために:noteの執筆記事一覧 

これまで、9冊の本を出版していますが、これは、出版されないだろう、という、一般的に話題に成らないマニアックな問題をこのnoteでは、取り上げて考察しています。

しかし、こうした問題に芸事の本質が秘められています。

YouToubeでは、「ぼくにも弾けた~!」と演奏を披露する人たちがたくさんいますが、それがゴールではありません。

無料だと誰でも、お友達になりたいために「いいね!」をするものです。

プロだからお金を取る、というわけではありません。

お金を出しても聴いてみたいほどの芸だから、お金を出す人が生まれるわけです。

無料なら食べるけど、お金を出してまでは、食べない、という料理もあります。

もちろん家庭料理は、健康を重視し、外食産業は、その場だけの美味しさを追求してはいます。

音楽には、家庭音楽、外食音楽、という事はありませんが、金銭というのは、一つのバロメーターではあります。

お金を払ってまでも聴いてみたい音楽、ですね。

金銭のやりとりが当たり前なプロの世界は、さらにシビアです。

じゃあ、どれくらいの入場料なら払ってくれるのか?ですね。

近年は、ライブハウスの経営も大変なので、安価なミュージシャンでは、なかなか演奏できないほど、ライブチャージ(入場料)も高騰しています。

ライブハウス側の取り分もあり、ミュージシャン側の取り分もありますから、高い入場料でもお客さんを入れてくれるミュージシャンに演奏して貰いたいわけです。

また、アマチュア―の演奏を金銭を出してまで聴く人はいませんが、それは、金銭の問題ではなく、他者を意識して弾くという事を意識して修行していないのが通常だからです。

こうしたレベルののアマチュア芸がブームになると、観客は減ります。

何事もブームになると、つまらない料理や演奏に接する機会が増えます。

それが、原因として、そのジャンルが廃れて行くわけです。

猫も杓子も、、、の世界ですね。

「なんだ、初めてラーメンを食べたけど、美味しくないね!」と言った現象です。

「私、ピアノが嫌いです。ストリートピアノがうるさくて、うんざりなんです。」

「ジャズって老人たちが、やってますよね? あのアドリブって、どこがいいんですか?」

「この間、漫才ってのを聴きましたが、ちっとも面白くありませんでした!」

「私、ゴーヤーチャンプルーが嫌いで、、、」

世の中の人は、なかなか、トップの人に出会う機会はありません。

ブームというのは、トップじゃない多くの人たちが、関わるわけです。

ブーム以前は、それを作り上げた名人たちが孤軍奮闘するわけです。

そこで、ブームとなり、みんなが、その芸を目指すわけです。

これが、ブームの頂点です。

そこから、下降して行くわけです。

要は、つまらない演奏や料理に出会う機会が増えるわけですね。

廃れていく産業は、みんなこんなコースで、末路を迎えます。

こんな事を言うとブームが去るので、なかなか言えません。

しかし、芸事には、ちゃんと師匠がいて、免許皆伝の授与があります。

これを以て、独立するわけですが、ブームは違います。

みんな勝手に、独立するわけです。

「僕にもジャズが弾けた~」「お~凄い!」という会話がありますが、それは、無料だからです。

無料なら、いくらでも、「いいね!」します。

それを勘違いして、「今度、ライブするから!」となると、「あれ?どうしょう、、」となるわけです。

まあ、1回くらいはいいか、となるわけですが、2回、3回となると、辛くなるわけです。

もちろん、アマチュアらしく、ライブと言っても、パーティー形式にすればいいわけです。

「演奏中のお喋りも自由だから!」となれば、パーティーなので、ライブも楽しいわけです。

しかし、それは、バンドマン業のBGM担当芸なわけです。

ミュージシャンのライブでは、演奏中のお喋りは厳禁です。

こうしたアマチュアの習い事は、プロの世界では、”旦那芸”と呼ばれます。

お得意様のお金持ちの旦那さんをおだてながら、芸を教えて、金銭を得る師匠がいるわけです。

これは、音楽に限らない話です。

こうした関係ですから、旦那であるお金持ちの生徒も勘違いするわけです。

武道系であれば、自分も強くなったとお金持ちの旦那さんが勘違いするわけです。

世界の音楽産業では、米国、英国、日本が、三大国なので、日本で成功するだけで、莫大な財産を得る事ができます。

したがい、わざわざ、世界を目指す必要性がありません。

そのためか、日本人は、音楽でもスポーツでも錯覚してしまいます。

あたかも世界に通用しているかのようにスポーツビジネスとして喧伝するわけですが、実際は、トップになるまでは、あと50年、100年、というのが実体だったりします。

こうした現状を踏まえて、より若い世代が、こうした本当の日本の現状を知る事で、もっともっとパワーを発揮するのではないか?という思いから、このnoteでの活動を密かに始めました。

どうぞ、才能豊かな中学生辺りに出会ったら、このnoteの記事を紹介して下さい。

「無料YouToubeなんかでは、無料な人間にしかなれないぞ!」と伝えて下さい。

無料で語ると問題が起こったり、あるいは、すぐに内容をYouTuberに盗作されたりするので、有料にしています。

老人たちの愛好のジャズから、若者たちも熱狂するジャズへの橋渡しとなれば、本望です。

1:はじめまして!トモヨセ タカヤ(TAKAYA TOMOYOSE:友寄隆哉)です。(2021年11月11日、著作紹介改訂更新)|トモヨセタカヤ|note  無料(2019年7月18日)

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