9冊目の新刊”友寄隆哉ギターメソッド”(3月10日予約スタート!4月23日発売)にまつわる㊙裏話

これまで、ギターのテキストは、ギター愛好家だけを相手にするのは広がりがない、習いたいなら、直接習えばいいんじゃないか?、としてスルーして来たのですが、そろそろ、私も、突然死の年齢に突入して来ましたので、ギターに本格的に触れた小学6年生の12歳頃からを振り返り、これまでのギター修行の変遷を遺しておきたい、と考えるようになりました。

そう考えたのが、2019年あたり。そうした日々の中、ある時、25歳で始めた”ロック&ジャズギター教室”の頃の、指導マニュアル書のノートが出て来ました。すべてが直筆で、かなりの量。”成毛茂の「日本人にリズム音痴からの脱出は可能か!」という長文の雑誌記事も、すべて手書きで写して記録してある。

25歳の私は、この記事を後世の日本の若者に知らせたい、と思っての教室スタート。「日本人は、世界に通用しない!」という現実を中学2年、14歳の私は、初めて、その現実を知りました。

あれから、48年?

現実は、現在も何も変わっていません。私は、この国を”北朝鮮と変わりない情報鎖国の国!”と言い続けています。では、現在、海外で活躍していて、ワールドツアーまで行っているギタリストは、何人いるでしょうか?

海外のどこかの土地で、バンドマンとして働いているギタリストではありません。それは、普通に、その土地で、音楽業で生計を営んでいるバンドマンです。

私自身は、長年、”ジャズギタリスト”という肩書で生きて来ましたが、あれこれYouTube検索をすると、若者生徒と同世代のレッスンプロは大盛況。

非常に良い演奏する日本の中年プロギタリストたちの演奏動画を見たら、コメントが6件。

一方、アマチュアのロック系のギタリストが、何か有名な曲をコピーし披露すると、何百人。海外だと何万人。

何だろう、この現実は?、と

「いやいや、自分は、これでいいんだ、ジャズギター愛好家だけを相手にすればいいんんだ!」と言う事で、自ら望んだ状況にしては、今や、”ジャズ”は、マイルス・デイビス亡きあと、”絶滅危惧種”。

かつて目指した東京という都会の音楽学校でさえ、”ジャズ科”は、廃止続出。

一方、SNSの世界では、SNS世代の若者系ジャズレッスンプロが大量発生。

かつては、生徒として学ぶべき地位の者が、今がチャンスと先生に昇格?

しかし、その気持ちは、わからないでもない。私自身も、”JAZZ&ROCKギター教室”を始めたのは、25歳の頃。

当時は、当然の如く、同世代の若者が来る。10代も来る。

年上も来るが、25歳くらいから見たら、30歳は、”おじさん”?

20代から見る30代は、そんな感じ。

当然、1985年の当時は、現在のようなインターネット、SNSはないので、生徒は、地域の人のみ。

現在でも、一般の音楽教室は、地域の人のみ対象ではありますが、、、。

さて、こうした現状なのに、自分が学んで来た事を、次世代の子供たちに何を伝えるべきか?

かつて、音大批判をしたこともあります。

しかし、「音大出ても仕事がないなら、音大など無くてしまえ!」と主張したのは、音大教授でもあった民族音楽学者の小泉文夫(1927~1983)氏でした。

確かに、音大に入学し、卒業して、果たして仕事があるのか?、それなのに、音大受験に加担するのは、生徒のため?自分のため?

考えた結果、私自身は、楽器の技術は教えるが、その技術でプロになるのは、本人のアピール次第と区別。

これは、料理人の世界も同じ。調理師学校を出ても、プロの料理人として成功するのは別。

一方、そんな学校は、出てなくても、喫茶店経営で、自分の自慢のカレーのファンを作り成功させている人もいる。

技術修得と、それでプロになるかは、全く別物、という事をまず知らねばいけない。

お笑い学校を出ても、人気芸人になれるかはわかりません。

また、人気バンドのギター弾きよりは、自分の方が上手い!と思っても、技術と人気は全く別物であるから、人気バンドのギタリストの方が、その方面では優れているだけ。

どんなに、カステラの作りの技術を極めた職人でも、自慢のアップルパイ作りで、人気を得た主婦が勝ち。

世の中は、すべて”人気投票”。大統領選挙も”人気投票”。

それが民主主義。

技術とは、無関係。

たとえば、このギタリストはどうか?

1976年のロイ・ブキャナン (Roy Buchanan1939年9月23日 – 1988年8月14日) だから、ロイ37歳

1973年は、ロイ34歳。

老けてますねぇ~。

ロイ・ブキャナン – Wikipedia

生涯、報われなかったギタリストです。

私は、16歳の頃、ロイに出会い、ロイのすべてのレコードを毎回、購入し聴き続けました。

”ミスターテレキャスター”のニックネームで知られるロイが愛用するテレキャスターも、両親に土下座し、10万円の中古ギターを知人から購入し手に入れました。その楽器も、東京の某楽器店に騙されて、失ってしまいましたが、、、。

昨年、発見された、私の25歳の頃、36年前の指導ガイドノートは、1ページ、1ページをコピーするだけで、その日のレッスン内容がスムーズに進行できる”㊙ノート”でした。このノートを編集担当者に写メして見せて、「いよいよギターテキストを出版できないか?」と打診。あれこれあって、これが企画会議で通過し、ギターテキスト出版が決定。

そして執筆開始したのが、昨年の3月。予定では、10月に出版の予定でしたから。執筆は、一気に進み、譜面、図解は、あっと言う間に書き上げました。

私の場合、1曲のアドリブの譜面を1コーラス(32小節)書くとしたら、大体、10分くらいで書き終えます。対象のレベルにも関係しますが、アドリブのサンプルだから、譜面もアドリブでさっと書き上げるのが自然です。大体の原稿の下地ができたのが、6月頃か。3月に書き始めてすぐに、コロナ騒動でしたから。

しかし、コロナ事情もあるのか、出版は、翌年(今年)4月に延長(4月23日発売!)に延期となりました。それなら、と保留していて、昨年の12月から、再び、最初からチェックして、また新たな章を追加して行きました。年末年始は、ひたすら原稿書きです。

しかし、一気に書き上げた、サンプルアドリブの譜面は、そのまま。今回のテキストの最大のモットーは、”何(what)を弾くか?”ではない。いかに(how)弾くか?だからです。日本人は、あまりにも、whatに固執し続けたために、世界に通用しないわけです。この事を新刊では、詳しく述べています。

譜例のレコーディングに入ったのは、2月に入ってから。内緒ですが、私は、育児もあり、とにかく忙しく、深夜、午前2時くらいからしか、時間が取れません。

この初のギターテキストは、そんな思いや状況から、発案から1年半の時間を費やし、ようやく完成です。

無視する世代やプロはどうでもいいのです。

私自身が、ギターに夢中になった中学生の頃に、こんなテキストがあったら、どんなに良かったかなあ、という想いで書き上げました。

野球のワールドカップに出た日本人選手が、レストランで遭遇した米国大リーグの選手にサインを求めます。これをすでに大リーガーであるイチロー選手が激怒?し、たしなめます。これから闘う相手だぞ!と。

私は、沖縄に生まれたせいか、私の世代は、日本人もアメリカ人も敵!と言われた世代です。だから、私は、米国の同世代のギタリストにも、ましてや、若手ギタリストにも、そう簡単には、屈服する気はありません。それが普通の感覚です。日本人は、あまりにも、ミーハーになり過ぎたんじゃないか、と思います。それは、この島の若い世代も同じです。経済大国となった日本国内だけで、莫大な財産を築けるから、世界なんか相手にしてられない、という世代続出なのかもしれませんけど、、、。

しかし、かつてのハングリーな昭和一桁世代以前は、私と同じ感覚を持ち、英米国と闘いました。その成果として、彼らは、世界的にも認知されました。(音楽家、武満徹[1930(昭和5年)-1996]、映画監督、黒澤明[1910(明治43年)-1998など)

私自身は、彼らには、到底、およびませんが、とりあえず、ここからです。

本書は、私が、10代で学んで来た事を注ぎました。

世界へ向けて、レベルアップしましょう。

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*リットーミュージック

友寄隆哉ギター・メソッド|商品一覧|リットーミュージック (rittor-music.co.jp)

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